☆環境と大好きな車(ディーゼル編 Vol3)☆
皆さん、こんにちは!
「環境と大好きな車(ディーゼル編)」として2回ほど連載してきましたが、今回はディーゼルエンジン自体の話をしていきたいと思います。
ディーゼルエンジンはスパークプラグを使わず、空気が圧縮されて高温高圧になった燃焼室の中に燃料を直接噴射して着火させている事をご存知でしたか?
もちろん、理想的な燃焼をコントロールすることは容易な事ではありませんが、コモンレールというシステムを使用することによって、一回の燃焼サイクルにおいて最大で5回に分けて燃料を噴射し、理想的な燃焼に近づけるようにコントロールしています。ドライバビリティの向上のほか、燃焼音を小さくし、さらに排出ガスのクリーン化を実現しているというのです。
今回のディーゼルエンジンの話は”BOSCH”というドイツのメーカーが製造しているディーゼルエンジンのシステムをご紹介していきます。”BOSCH”という名前だけではピンと来ないかもしれませんが、
皆さんの車のエンジンルームを見渡してください。どこかに必ずこの名前が入った部品が装着されているはずです。
◎コモンレールシステムの主要部品
コモンレールシステムの主要部品は「高圧サプライポンプ」、「高圧インジェクタ」、「コモンレール」、さらにこれらを制御する「噴射制御ユニット」から成り立っています。
◎高圧インジェクタ(燃料噴射装置)
コモンレールシステムは、現在1800気圧以上の超高圧で燃料を燃焼室に噴射します。高圧での噴射は高い精度のインジェクション(燃料噴射)技術が必要となります。ピエゾアクチュエータを使ったインジェクタは従来のインジェクタに比べて噴射孔の開閉を2倍の速度で行うことが可能です。という事は、より緻密な燃料噴射の制御が出来るという事です。
ガソリンエンジもそうですが、どれだけ適切な量を噴射して、適切な燃焼(燃え残しな無いように)させるかが、ミスファイアを防ぎます。そして、ミスファイアが無ければ排気ガス(CO2)の排出が少なく出来て、ドライバーにとってはレスポンスが良い、パワー感溢れるエンジンになるのです。その技術の一旦が上記のコモンレールシステムなのでしょう。更に、未来の環境つくりを勧める為に・・・
◎筒内圧センサーによる燃焼のフィードバック制御
今後、より高度な排出ガスクリーン化を進めていく技術として HCCI 燃焼(Homogeneous Charge Compression Ignition=予混合均一圧縮着火)と呼ばれる燃焼形態が提唱されています。これは燃料が噴射され、吸気との混合が進んだ状態で初めて本格的な燃焼が始まるという、従来のディーゼル燃焼の常識を覆す燃焼方式です。研究レベルでは大きな排出ガス低減効果が実証されています。しかし、燃焼の安定性の確保の難しさが実用化を阻む高い壁としてそびえているのが現状です。
そこで”BOSCH”はこの技術の壁のブレークスルーとして燃焼状態を直接把握するための筒内圧センサーをグローププラグと一体化する開発に着手するとともに、最先端の ECU ハードウエア技術を使い、そのセンサー出力データによるフィードバック制御により、燃焼の安定性を高める制御技術の開発を進めています。
上記のような技術完成すると更にまた新しい技術を開発・・・・
この地道な努力が環境を改善する(厳密には環境汚染を遅らせる)ことに繋がっていくのでしょう。
ハイブリッド、水素自動車、ディーゼルエンジン等、様々な形で環境対策をしている自動車メーカーですが、それを使用するかどうかは、
我々の判断です。
皆さんはどう感じますか?
( 2009/4/9 )
ブレッツァ
東京都 大田区南馬込 2−29−5
03-5746-7022
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